2023-07-18
宅建過去問 平成23年(2011)年 問1 問題解答と解説付き
(解説について改正民法適用済み) A所有の甲土地につき、AとBとの間で売買契約が締結された場合における次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。
- Bは、甲土地は将来地価が高騰すると勝手に思い込んで売買契約を締結したところ、実際には高騰しなかった場合、法律行為の基礎とした事情についてのその認識が真実に反する錯誤であり、その錯誤が法律行為の目的及び取引上の社会通念に照らして重要なものであるときは、本件売買契約は無効となる。(改正民法に伴い問題文を一部変更)
- Bは、第三者であるCから甲土地がリゾート開発される地域内になるとだまされて売買契約を締結した場合、AがCによる詐欺の事実を知っていたとしても、Bは本件売買契約を詐欺を理由に取り消すことはできない。
- AがBにだまされたとして詐欺を理由にAB間の売買契約を取り消した後、 Bが甲土地をAに返還せずにDに転売してDが所有権移転登記を備えても、 AはDから甲土地を取り戻すことができる。
- BがEに甲土地を転売した後に、AがBの強迫を理由にAB間の売買契約を取り消した場合には、EがBによる強迫につき知らなかったときであっても、AはEから甲土地を取り戻すことができる。
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