選択肢１ Ｅが２分の１、Ｂが６分の１、Ｆが９分の１、Ｇが９分の１、Ｈが９分の１である。

【答え】誤り

【解説】

＜法定相続人は誰か＞
本問の相続関係図は上図の通りです。今回、Ａには、配偶者はいません。また、直系尊属（父・母）も死亡していません。そのため、法定相続人は、兄弟姉妹ＢＣＤとなります。しかし、ＣＤは死亡しているため、代襲相続により、ＦＧＨが相続人となります。結果として、相続人は、ＢＦＧＨの４名です。

＜法定相続分の計算＞
Ａには、父母を同じくする兄弟Ｃ、Ｄと、父が異なる兄弟Ｂがいます。異父母兄弟姉妹Ｂの相続分は、父母を同じくする兄弟姉妹ＣＤの1/2となります。つまり、Ｂの相続分は、ＣやＤの相続分の半分となります。したがって、Ｂ、Ｃ、Ｄの法定相続分の割合は、下記の通りです。
Ｂ：Ｃ：Ｄ＝1/2：１：１＝１：２：２
そのため、Ｂの法定相続分は1/5、Ｃの法定相続分は2/5、Ｄの法定相続分も2/5です。
Ｃの法定相続分（2/5）は、代襲相続によりＦＧが半分ずつ承継します。そのため、Ｆの法定相続分は1/5、Ｇの法定相続分も1/5です。そして、Ｈは、Ｄの法定相続分をそのまま承継するので、Ｈの法定相続分は2/5です。これらをまとめると次の通りです。
Ｂの法定相続分が1/5、Ｆの法定相続分が1/5、Ｇの法定相続分が1/5、Ｈの法定相続分が2/5
よって、本肢は誤りです。個別指導では、なぜ5分の〇となるのかまで詳しく解説します！合否の分かれ目になる問題なので、理解学習勉強法を使って頭に入れましょう！

選択肢２ Ｂが３分の１、Ｆが９分の２、Ｇが９分の２、Ｈが９分の２である。

【答え】誤り

【解説】
選択肢１の解説の通り、Ｂの法定相続分が1/5、Ｆの法定相続分が1/5、Ｇの法定相続分が1/5、Ｈの法定相続分が2/5
よって、本肢は誤りです、

選択肢３ Ｂが５分の１、Ｆが５分の１、Ｇが５分の１、Ｈが５分の２である。

【答え】正しい

【解説】
選択肢１の解説の通り、Ｂの法定相続分が1/5、Ｆの法定相続分が1/5、Ｇの法定相続分が1/5、Ｈの法定相続分が2/5
よって、本肢は正しいです。

選択肢４ Ｂが５分の１、Ｆが15分の４、Ｇが15分の４、Ｈが15分の４である。

【答え】誤り

【解説】
選択肢１の解説の通り、Ｂの法定相続分が1/5、Ｆの法定相続分が1/5、Ｇの法定相続分が1/5、Ｈの法定相続分が2/5
よって、本肢は誤りです。

まとめ 本問は、相続分の計算ですが、異父母兄弟が法定相続人となる場合、異父母兄弟の法定相続分は、父母を同じくする兄弟姉妹の1/2となる点は覚えておきましょう！あとは通常の法定相続分の計算方法なので、正解すべき問題です。合否の分かれ目になる問題なので、理解しておきましょう。個別指導では、より分かりやすくを使って解説します！