選択肢１ 都市及びその周辺の地域等において、土地の取引を行う者は、取引の対象土地から最も近傍の標準地について公示された価格を指標として取引を行うよう努めなければならない。 

【答え】誤り

【解説】
土地の取引を行う者は、取引の対象土地に類似する利用価値を有すると認められる標準地について公示された価格を指標として取引を行うよう努めなければなりません。 本肢は、「取引の対象土地から最も近傍の標準地」という記述が誤りです。この点は単に言葉を覚えるだけでなく、内容を理解する必要があります。そのため、個別指導では、理解学習勉強法を使って解説します！

選択肢２ 標準地は、都市計画区域外や国土利用計画法の規定により指定された規制区域内からは選定されない。 

【答え】誤り

【解説】
標準地は、公示区域内から選定し、この公示区域とは、都市計画区域その他の土地取引が相当程度見込まれるものとして国土交通省令で定める区域（国土利用計画法の規定により指定された規制区域を除く。）をいいます。 つまり、都市計画区域外から選ぶこともあるので誤りです。 ちなみに、国土利用計画法の規定により指定された規制区域内からは選定されないので注意しましょう！この点は理解すれば当然なので、理解学習勉強法を使うとよいでしょう！

選択肢３ 標準地の正常な価格とは、土地について、自由な取引が行われるとした場合におけるその取引（一定の場合を除く。）において通常成立すると認められる価格をいい、当該土地に関して地上権が存する場合は、この権利が存しないものとして通常成立すると認められる価格となる。 

【答え】正しい

【解説】
地価公示法において「正常な価格」とは、土地について、自由な取引が行われるとした場合に通常成立すると認められる価格をいいます。 簡単に言えば、普通に売買した場合の取引価格です。そして、当該土地に関して地上権が付着している場合は、この地上権はないものとして通常成立すると認められる価格となります。 よって、本肢は、正しいです。地上権が付いていると、通常の価格よりも低い価格になるので、正常な価格を導けないです。

選択肢４ 土地鑑定委員会は、自然的及び社会的条件からみて類似の利用価値を有すると認められる地域において、土地の利用状況、環境等が特に良好と認められる一団の土地について標準地を選定する。 

【答え】誤り

【解説】
標準地は、自然的・社会的条件からみて類似の利用価値を有すると認められる地域において、土地の利用状況・環境等が通常と認められる一団の土地について選定します。 本肢は、『土地の利用状況、環境等が「特に良好と認められる」一団の土地について標準地を選定する』となっているので誤りです。 特に良好と認められる一団の土地は標準地として選定しません。 「通常と認められる（一般的な）」一団の土地を標準地として選びます。

まとめ 地価公示は丸暗記学習で対応できますが、理解できる部分は理解した方が良いので、理解できる部分、理解すべき部分は理解学習勉強法を使って勉強をしていきましょう！