2024-03-26

宅建試験の効果的な勉強法4「ブレインダンプ勉強法」これを使えば、情報の整理と理解度の確認ができる

もし、あなたが宅建の勉強をしていて、「整理ができない覚えられない」というようなお悩みを抱えているのであれば、今回紹介するブレインダンプ勉強法は、役立つはずです。ブレインダンプ(Brain Dump)とは、一言で言えば、「情報を一気に書き出すこと」を指します。学習や試験対策において非常に有用な手法の一つです。この手法は、知識や情報を集中的にまとめることで、理解度を確認し、さらに書き出す作業をすることで、情報の整理ができます。さらには、書き出したもの(例えばメモ)を何度も見返して復習することで、長期記憶に定着させることもできます。以下では、ブレインダンプの特徴・メリット、手法・やり方について詳しく解説します。 

ブレインダンプの特徴とメリット

ブレインダンプの特徴は大きく分けて3つあり、「1.一時的なメモ化」「2.情報整理と定着」「3.試験対策に有効」の3つです。

情報整理と定着

ブレインダンプは、頭の中にある知識や情報を整理し、一か所にまとめることを目的としています。イメージとしては、マインドマップです。マインドマップも、このブレインダンプの一つといえます。例えば、宅建試験の試験範囲である「都市計画法の開発許可」を考えてみます。この場合、「①開発許可が必要な場合」「②開発許可が不要な場合」「③開発許可の流れ」などカテゴライズしてノートに書き出します。しかも、今回は「開発許可」に関する内容なので、①~③の要素同士は関連しています。これにより、知識の体系化が進みます。

また、情報を書き出すことで、視覚的な情報として脳にインプットされやすくなります。また、情報を書き出す行為自体が、脳の活動を促進し、記憶の定着を強化します。さらに、一度情報を書き出すことと、何度もその情報を再確認することが可能です。ノートであれば、持ち歩くことでいつでも確認できますし、A4の紙に書いたのであれば、ポケットに入れておけば、隙間時間にどこでも勉強することができます。これにより、情報が確実に記憶されていきます。

一時的なメモ化

ブレインダンプは、一時的なメモ化として機能します。知識や情報をすべて書き出すことで、自分の頭の中を整理し、抜け漏れや不足点を確認することができます。例えば、今日、宅建業法の8種制限の勉強をしたとします。その内容を思い出して黒ペンでノートに書きだします。その後、テキストや参考書を見て、書き出した内容に漏れがないかを確認します。漏れがあれば、その内容を赤ペン等で加筆することで漏れていた情報が明らかになります。このようにすることで、「思い出せた内容は黒ペン」「思い出せなかった内容・漏れていた内容は赤ペン」となります。これで、赤ペンの内容を中心に復習すると効果的に復習ができます。

試験対策に有効

上記でメモ化した(ノートにまとめた)情報は、試験前に有効活用できます。赤ペンで書いた部分、さらには、復習の中で頭に入っていない部分は黄色のラインマーカーを使うことで、復習すべき部分が明確になります。赤ペンや黄色マーカー部分は、頭に入っていない部分なので、試験2週間前から、その部分に絞って何度もそのノートを見返して詰め込みましょう。2週間であれば、詰め込み学習・丸暗記学習でも短期記憶として残ります。最後に一気に覚えてしまうことで、試験を乗り切ることができます。

ブレインダンプの手法・やり方

1.テーマの設定

ブレインダンプを行う前に、まずテーマを設定します。どのような情報をまとめるかを明確にすることが重要です。例えば、「今日勉強した内容」でもいいでしょう。その際、「宅建業法の広告規制」と「法令上の制限の建築確認」という風に、全く関連性がない分野を選ぶことは避けましょう。この場合であれば、「宅建業法の広告規制」に絞ってテーマ設定する方が良いです。そもそも日ごろの勉強で、関連性がない分野を複数勉強するのは非効率なので避けた方が良いです。上記事例でいえば、「宅建業法の広告制限・業務上の規制・報酬」あたりであれば関連があるので、良いと思います。

2.情報の書き出し

テーマに沿って、頭の中にある情報をすべて書き出します。キーワードやポイントを重視し、簡潔にまとめることがポイントです。あまり長文にしない方が良いでしょう。箇条書にしたり、マインドマップのように絵のようにしていくのもいいでしょう。

3.整理と再確認

書き出した情報(ノートやメモした内容)に不足している部分がないか、重要なポイントを見逃していないかを参考書やテキストを見ながら確認しましょう。この確認作業も、宅建試験の勉強になっています。「この内容は勉強したな!」「あれ?この内容は勉強していないぞ、これも一緒に書いておこう!」のように脳を刺激すると記憶に残りやすくなります。

4.繰り返し復習

書き出した情報(ノートやメモした内容)は、何度も使うことで最大の効果を発揮します。ブレインダンプを行った後は、定期的に復習を行います。情報が定着するまで、繰り返し書き出しや確認を行うことが大切です。ノートを持ち歩いたリ、今日復習する部分だけコピーで出力してポケットに入れておくことで、いつでもどこでも復習ができるようになります。トイレに入っている時間、電車を待っている時間、仕事の合間の休憩時間、色々な場面で復習できます。

書き出す作業は、時間を使うし大変なので、もし時間がないという方は、ある程度勉強した後に、それでも頭に入っていない部分や整理されていないテーマに絞ってブレインダンプを行うとよいでしょう。

理解学習メソッドで過去問を解説。わかりやすい!と評判の動画講座を無料でプレゼント
理解学習メソッドで過去問を解説。わかりやすい!と評判の動画講座を無料でプレゼント

毎日3問、過去問を使って
理解学習の一部を無料で解説します!
今すぐ、こちらからお申込みください!

メールアドレス

お名前(苗字のみ)





前後の記事