2023-12-07 宅建過去問 平成29年(2017年) 問50 問題解答と解説付き 建物の構造と材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 木材の強度は、含水率が小さい状態の方が低くなる。 鉄筋は、炭素含有量が多いほど、引張強度が増大する傾向がある。 常温、常圧において、鉄筋と普通コンクリートを比較すると、熱膨張率はほぼ等しい。 鉄筋コンクリート構造は、耐火性、耐久性があり、耐震性、耐風性にも優れた構造である。 ♪下記より解答を選んで下さい1234正解!不正解!もう一度解答する1 ▼ 解答と解説はこちら 解答と解説 【解答】1 選択肢1 木材の強度は、含水率が小さい状態の方が低くなる。 【答え】不適当 【解説】 木材は、含水率が小さいほど(乾燥しているほど)強度は高くなります。逆に、水分を含んでしまうと、腐ってきて強度が落ちていきます。 選択肢2 鉄筋は、炭素含有量が多いほど、引張強度が増大する傾向がある。 【答え】適当 【解説】 鉄は、炭素の含有量が多いと引張強さ、硬さは増大するが、同時にもろくなります。 したがって、本肢は、引張強度(引張り強さ)についての記述なので、適当な記述です。 選択肢3 常温、常圧において、鉄筋と普通コンクリートを比較すると、熱膨張率はほぼ等しい。 【答え】適当 【解説】 鉄筋と普通コンクリートは、常温、常圧では、熱膨張率はほぼ同じです。そのため、「鉄筋コンクリート」という素材が建物に使用されています。 もし、熱膨張率が異なるとなると、夏や冬に、鉄筋とコンクリートの間に隙間ができたり、コンクリート内の鉄筋が膨張することでコンクリートを破壊したりして危険なので、使われるはずがありません。 選択肢4 鉄筋コンクリート構造は、耐火性、耐久性があり、耐震性、耐風性にも優れた構造である。 【答え】適当 【解説】 鉄筋コンクリート構造は、耐火性、耐久性があり、耐震性、耐風性にも優れた構造です。火事にも、時間の経過にも、地震にも、風にも強いということです。これはそのまま覚えたらよいでしょう。 まとめ 宅建試験では、毎年1問「建物」に関する問題が出題されます。対策法としては、過去問をたくさん解いて覚えれば、本試験でも解けるようになります。 同カテゴリーの前後の記事 前記事 平成29年(2017年)問49/宅建過去問 次記事 毎日3問、過去問を使って 理解学習の一部を無料で解説します! 今すぐ、こちらからお申込みください! メールアドレス お名前(苗字のみ) 登録 前後の記事 前記事宅建過去問 平成29年(2017年) 問49 問題解答と解説付き 次記事宅建過去問 令和元年(2019年) 問1 問題解答と解説付き