2023-12-07 宅建過去問 平成29年(2017年) 問49 問題解答と解説付き 土地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 扇状地は、山地から河川により運ばれてきた砂礫等が堆積して形成された地盤である。 三角州は、河川の河口付近に見られる軟弱な地盤である。 台地は、一般に地盤が安定しており、低地に比べ、自然災害に対して安全度は高い。 埋立地は、一般に海面に対して比高を持ち、干拓地に比べ、水害に対して危険である。 ♪下記より解答を選んで下さい1234正解!不正解!もう一度解答する4 ▼ 解答と解説はこちら 解答と解説 【解答】4 選択肢1 扇状地は、山地から河川により運ばれてきた砂礫等が堆積して形成された地盤である。 【答え】適当 【解説】 砂礫(されき)とは、砂と小石のことです。山は岩が多いですが、川を下ることで、岩がドンドン小さくなり、小石や砂になり、小石や砂が山の出口で川底にたまって作られたのが扇状地(せんじょうち)です。 そして、扇状地は砂礫層からなるので、強固な地盤です。 選択肢2 三角州は、河川の河口付近に見られる軟弱な地盤である。 【答え】適当 【解説】 三角州とは、川から運び込まれてきた土砂が河口で堆積し、形成された三角形の地形です。標高は非常に低く、河口付近で形成され、地盤は軟弱です。 選択肢3 台地は、一般に地盤が安定しており、低地に比べ、自然災害に対して安全度は高い。 【答え】適当 【解説】 台地は、一般に地盤が安定しており、低地に比べ、自然災害に対して安全度は高いです。 選択肢4 埋立地は、一般に海面に対して比高を持ち、干拓地に比べ、水害に対して危険である。 【答え】不適当 【解説】 埋立地は、土砂等を海・湖などに大量に入れることによってつくった新しい土地でで、海面より高い位置に存在します。 一方、干拓地は、海や湖を仕切ったあとに海水等を抜いたり干したりして新たに作った土地で、海面より低い位置に存在します(海抜0m以下)。 海面からの高さを考えると、干拓地の方が水害の危険性が高いことが分かります。 埋立地の具体例:東京ディズニーランドや関西国際空港等 干拓地の具体例:秋田県の八郎潟(はちろうがた)やオランダのポルダー まとめ 宅建試験では、毎年1問「土地」に関する問題が出題されます。対策法としては、過去問をたくさん解いて覚えれば、本試験でも解けるようになります。 同カテゴリーの前後の記事 前記事 平成29年(2017年)問48/宅建過去問 次記事 平成29年(2017年)問50/宅建過去問 毎日3問、過去問を使って 理解学習の一部を無料で解説します! 今すぐ、こちらからお申込みください! メールアドレス お名前(苗字のみ) 登録 前後の記事 前記事宅建過去問 平成29年(2017年) 問48 問題解答と解説付き 次記事宅建過去問 平成29年(2017年) 問50 問題解答と解説付き