選択肢１ Ｂが報酬を得て売買の媒介を行っているので、ＣはＡから当該自動車の引渡しを受ける前に、100万円をＡに支払わなければならない。 

【答え】誤り

【解説】
売買においては、代金の支払いと引渡しは、同時履行の関係にあります。したがって、本肢の場合、買主Ｃは、車の引渡しを受ける時（同時）に、代金を支払えばよいです。本肢は「車の引渡しを受ける前に100万円の支払う必要がある」という内容なので、誤りです。  

選択肢２ 当該白動車が種類又は品質に関して契約の内容に適合しないものである場合には、ＣはＡに対しても、Ｂに対しても、担保責任を追及することができる。 

【答え】誤り

【解説】
売買契約において担保責任を負うのは、売主Ａであり、媒介業者Ｂは担保責任を負いません。 したがって、契約内容に適合しない自動車を引渡した場合、買主Ｃは、売主Ａに対して担保責任（契約不適合責任）を追及できます。媒介業者Ｂに対しては担保責任を追及できないので、本肢は誤りです。  

選択肢３ 売買契約が締結された際に、Ｃが解約手付として手付金10万円をＡに支払っている場合には、Ａはいつでも20万円を償還して売買契約を解除することができる。 

【答え】誤り

【解説】
本肢は、解約手付の問題です。売主Ａは、買主Ｃが契約の履行に着手するまでであれば、売主Ａはその倍額を償還して、契約の解除をすることができます。本肢の手付の交付は、履行に着手したことになりません。そのため、売主Ａは、手付の倍額である20万円を買主に渡して、契約解除ができます。しかし、「いつでも」解除できるわけではないので、誤りです。買主Ｃが契約の履行に着手までです。買主の履行着手については、理解すべき部分なので、個別指導で解説します！  

選択肢４ 売買契約締結時には当該自動車がＡの所有物ではなく、Ａの父親の所有物であったとしても、ＡＣ間の売買契約は有効に成立する。 

【答え】正しい

【解説】
民法では、他人物売買も有効です。そのため、車がＡの父親（他人）の所有物であったとしても、 ＡＣ間の売買契約は有効に成立します。 でも、他人物売買が有効だと、父親は車はＣに売らないといけないのか？というとそうではありません。この点は、理解すべき内容なので、個別指導で解説します！宅建合格するためには、勉強法が重要です。理解すべき内容を理解する勉強法が、宅建合格するための最短の道です！

まとめ 本問を丸暗記している方は、本試験でひっかけ問題が出題されたときに失点してしまいます。これが合否の分かれ目になります。 勉強した分だけ実力を上げるためにも、しっかり理解をしていきましょう！