選択肢１ 豪雨による深層崩壊は、山体岩盤の深い所に亀裂が生じ、巨大な岩塊が滑落し、山間の集落などに甚大な被害を及ぼす。 

【答え】適当

【解説】
深層崩壊は、山崩れ･崖崩れなどの斜面崩壊のうち、すべり面が表層崩壊よりも深部で発生し、表土層だけでなく 深層の地盤までもが崩壊土塊となる比較的規模の大きな崩壊現象です。これは、豪雨によって生じる場合がおおいです。そして、深層崩壊については、山体岩盤の深い所に亀裂が生じ、巨大な岩塊が滑落するため、山間の集落などに甚大な被害を及ぼすので、本肢は適当です。

選択肢２ 花崗岩が風化してできた、まさ土地帯においては、近年発生した土石流災害によりその危険性が再認識された。 

【答え】適当

【解説】
まさ土（真砂土）とは、花崗岩が風化してできた砂を言います。 そして、まさ土は粒が細かく、雨水で容易に侵食を受けるため、大雨が降ると大規模な土砂災害を起こしやすいです。実際、平成26年に起きた広島の土石流災害によりその危険性が再認識されました。

選択肢３ 山麓や火山麓の地形の中で、土石流や土砂崩壊による堆積でできた地形は危険性が低く、住宅地として好適である。 

【答え】最も不適当

【解説】
山麓や火山麓の地形の中で、土石流や土砂崩壊による堆積でできた地形があるということは、過去に崩壊したことがある土地なので、再度崩壊する可能性が高いため、住宅地としては適していません。

選択肢４ 丘陵地や台地の縁辺部の崖崩れについては、山腹で傾斜角が25度を超えると急激に崩壊地が増加する。 

【答え】適当

【解説】
斜面の傾斜角が25度を超えると急激に崩壊地が増加します。実際、大雨による崩壊の場合、斜面の傾斜角が25度よりも小さいとほとんど崩れません。

まとめ 土地に関する問題は、過去問と予想模試を覚えてしまえば解ける問題が多いです。なぜなら、比較的、繰り返し出題される問題が多いからです。そのため過去問15年と予想模試は3冊くらいは行いましょう！