選択肢ア 一室の居室で天井の高さが異なる部分がある場合、室の床面から天井の一番低い部分までの高さが2.1ｍ以上でなければならない。

【答え】誤り

【解説】 居室の天井の高さは、2.1m以上でなければなりません。そして、一室で天井の高さの異なる部分がある場合においては、その平均の高さを天井の高さとします。また、天井の高さは、室の床面から測ります。よって、本肢は「一番低い部分」が誤りです。正しくは、「平均の高さ」が正しいです。

選択肢イ ３階建ての共同住宅の各階のバルコニーには、安全上必要な高さが1.1ｍ以上の手すり壁、さく又は金網を設けなければならない。

【答え】誤り

【解説】
２階以上の階にあるバルコニー等の周囲には、安全上必要な高さである1.1ｍ以上の手すり壁、さく又は金網を設けなければなりません。つまり、１階のバルコニーには、落ちてもそれほど危険ではないので、手すりを設置しなくてもよいです。本肢は、「各階のバルコニー」と記載されているので１階も含まれす。そのため、この点が誤りです。

選択肢ウ 石綿以外の物質で居室内において衛生上の支障を生ずるおそれがあるものとして政令で定める物質は、ホルムアルデヒドのみである。

【答え】誤り

【解説】
居室を有する建築物は、その居室内において石綿、ホルムアルデヒド及びクロルピリホスの発散による衛生上の支障がないよう、建築材料及び換気設備について一定の技術的基準に適合するものとしなければなりません。本肢は、「ホルムアルデヒドのみ」という記述が誤りです。クロルピリホスも政令で定める物質の一つです。

選択肢エ 高さが20ｍを超える建築物には原則として非常用の昇降機を設けなければならない。

【答え】誤り

【解説】
高さが31ｍを超える建築物には、非常用の昇降機（非常用エレベーター）を設置することが義務付けられています。よって、本肢は、「20ｍ」が誤りです。正しくは「31ｍ」です。高さが20ｍを超える建築物には、原則、避雷設備を設置することが義務付けられています。例外的に、周囲の状況によつて安全上支障がない場合は、避雷設備の設置は不要です。この点は対比して覚えておきましょう！

まとめ 建築基準法は、覚える部分がたくさんあります。そのため、できる範囲で覚え知きましょう！本問は、すべて基本事項です！